Rhombic 9L cube


以前、対角線の方向を1つ指定された小立方体を基本単位として、
9個のL型トロミノから3x3x3の立方体を作るパズルを考えたことがありました。
この「対角線が1つ指定されている」というのを、どうやってメカニカルパズルに組み入れるか
という課題に対して、当然、こうすればいいという思いは初めからありました。
ようするに基本単位を菱形6面体にすればいいんです。
菱形6面体というのは、立方体を1つの対角線方向にのみ縮小した形ですから。
でも、精度よく作るのは難しいかな、と思っていたのですが、今回作ってみました。



あそびをせんとやでも以前に書かれていましたが、菱形6面体というのは、写真ではなかなか
伝えにくい形ですね。実物を見ると一目瞭然なのですが、写真にするとただの立方体となかなか
見分けにくいです。でも、このようにあちこちの方向を向いた写真なら、伝わりやすいかな。
0907rhombic9L_1.gif
問題は上図のように、菱形6面体を基本単位とする2種のL型トロミノ、
鋭角な形が5個、鈍角な形が4個の計9個つかって、大きな菱形6面体をつくるものです。
鋭角な方のL型トロミノは、もう一つ鏡像の形もありえますが、ここでは一方の形しか使いません。
この菱形6面体を、木から切り出す、その作業自体がとてもパズル的で楽しい作業でした。

最初に斜めに固定(底面との角度70°)された刃を用いて、底面が菱形の角柱を切り出します。
この次が面白いのですが、やはり同じ角度だけ傾いた刃を使い、菱形角柱を
図のように斜めに切っていきます。ここでは、図に示した75.25°の角度に切った角領域の形の板を
ジグに使いました。これで、菱形6面体の出来上がり。思っていたより、簡単で精度よく切り出せました。
菱形6面体を基本単位とするこのようなパズルとしては、MAGNIF社製造のILLUSIONがあります。
ILLUSIONはすべて形の異なる6ピースから成り、全体としてやはり3x3x3の大きい菱形6面体を
つくるのが目的のパズルです。ですが、今回のRhombic9L cubeの方がピースの選択もすっきり
としていて、ほどよく意地悪なパズルになっているのでは、と思います。

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Rhombic 9L cube」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    菱形6面体を木で製作するのは難しそうで、あきらめていましたが、やはり木製はいいですね。
    スイスのネフ社の古いパズルに、菱形12面体を構成するものがあって、以前紙工作でトライしたものをブログに載せていました。
    菱形6面体のユニットの張り合わせ方を変えると出来そうです。

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  2. おー、それも面白そうですね。>ネフの古いパズル
    ですが、菱形12面体を形作るには基本単位となる菱形6面体の
    ひしゃげ度合いを変えないといけませんね。
    その場合は、面と面の角が60度,120度になるようにして、
    菱形の面における内角が70.52度、109.47度にすることになります。
    手元の道具では、あまり大きいものは作れないのですけども、
    今度作ってみたくなりました。情報ありがとうございます。

    いいね

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